一条高校附属中学の2022年度 入試適性検査Ⅱ(算数・理科)について

こんにちは。個別指導塾で受験指導を得意とする個別館です。
今回は、奈良市にある一条高等学校附属中学校の中学入試の適性検査Ⅱの出題傾向についてお話いたします。

奈良市立一条高等学校の入試適性検査Ⅱは算数と理科の領域から出題!

身近な自然現象やグラフ、図、データ等を分析し考察する力や、課題解決に向けて論理的に思考・判断し表現する力を測る力が求められています。

適性検査Ⅱ分析① 問題の分量

問題用紙は算数2枚、理科3枚合計5枚で、試験時間は45分でした。算数領域からは、大問2題、小問数では10問、理科領域からは、大問2題、小問数では8問という構成でした。問題数だけでは、そこまで多くないと思われるかもしれませんが、算数領域から考え方を説明する記述問題が2題、理科からも基本的な知識や実験結果から分かることを説明する記述問題が5題出題されており、答案用紙に書かなければならない分量も多く、45分という試験時間ですべて解くことは難しいです。

適性検査Ⅱ分析② 問題のレベルと出題カテゴリーの割合

小学校の教科書レベルの出題が33%、中学入試レベルの出題が36%、適性検査型の出題が31%となっています。適性検査型の出題の割合が、全体の約3分の1を占めており、合格者の平均点が63%のため、適性検査型への対策が必要なテストでした。

記述・選択含めた一問一答形式の出題が21%、正解の個数がわからない選択問題が6%、そして、「言葉や理由、考え方を説明する」記述形式の出題が73%となっています。先ほどの問題レベルの分類では、「教科書」レベルの出題であっても、知識や実験方法の意図を説明させるなど「記述形式」の出題割合が非常に高い点が特徴です。適性検査型の出題と合わせると説明型の記述形式問題の割合が、全体の約4分の3を占めています。算数や理科の領域においても記述対策が重要であることがわかります。

適性検査Ⅱ分析③ 模範解答から見た問題分析

算数領域では、教科書内容からの基本レベルの出題と比較して、解答欄のスペースの大半を適性検査型の記述形式の出題が占めています。理科領域では、教科書レベルの出題、中学入試レベルの出題、適性検査型の出題がバランスよく配置されていますが、教科書レベルの出題でも6問中5問が記述形式で答えるものとなっています。

適性検査Ⅱまとめ

さいごに一条高等学校附属中学校の対策ポイントですが、まとめますと3つの力を身につけることです。1つ目は素早く処理する、計算する力、2つ目は筋道を立て、論理的に考える力、3つ目は自分の考えを説明する記述力、です。


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